重機を買取業者に売るとなった際、少しでも高く売りたいというのが本音だと思います。
ここでは、重機を高く売るコツをご紹介します。
知っておくだけで買取価格を上げることができるポイントも多数ありますので、チェックしてみてください。
複数の買取業者に査定依頼する
重機を高く売るコツとして、まずは複数の買取業者に査定を依頼しましょう。
なぜなら、重機買取業者によって得意とする機種が異なるからです。例えば、ユンボの買取が得意な業者もいれば、ホイールローダーの買取が得意な業者もいるのです。
当然、その業者が得意とする機種の方が過去の買取実績も豊富ですし、独自の販売ルートを持っていたりもするので、総じて買取価格が上がりやすくなります。
また、相見積もりの場合だと、重機の売却を最後に決断する際の交渉材料にもなります。
「他社よりも高い値段で買い取ります!」といったアピールをしている業者に対して他社の査定見積もりの金額を伝えると、買取価格を上げてもらいやすくなりますからね。
それに複数の買取業者に査定依頼することで、自分の所有している重機がどれくらいの値段で売れるのかといった相場値も把握しやすくなります。
重機の状態を整える(洗車・メンテナンス)
買取業者に査定を依頼する前に、重機の状態を整えると高額買取してもらいやすいです。
特に洗車をしておくと査定時に好印象を持ってもらいやすいので、査定金額はおのずと上がりやすくなります。
車両の足回り付近はよくチェックされやすいので洗車をして泥や汚れを落としておくと良いでしょう。結局のところ、買取業者はお客様から重機を買い取った後は、中古車両として販売をするケースが多いので、業車の洗車の手間を減らす効果もあります。
あとは、車両のメンテナンスをして状態を整えておくことも高額買取には有効です。
買取業者の査定スタッフは車両の査定時に以下のようなポイントを見ることが多いです。
- エンジンオイルが汚れていないか、適量入っているか
- 足回りに錆びは無いか
- 車両全体を通して修復している箇所は無いか
日頃からメンテナンスしている様子が伝わるとそれだけで状態が良いとみなされるので、査定前に最低限のメンテナンスをしておくと良いです。
高く売れる時期に売却する
重機には高く売れる時期というものがあります。
例えば、3月~8月の春から夏にかけての時期は、建設や土木工事が活発になる時期です。特に、天候が安定している春~夏はプロジェクトが増え、重機の需要が高まります。その結果、買い手が多くなり、価格が上がりやすいです。
また、3月の時期は会社の決算月である場合が多く、多くの会社では予算消化のために重機を買う傾向にあります。買い手が増えると重機の買取価格は上昇しやすくなります。
中古重機の買取相場は頻繁に変化しているため、自分の所有している重機にどれくらいの買値が付くのかを日頃から確認しておくと、より高値で売却することができます。
すぐに売るつもりがなくても、買取相場を確認するために業者に査定依頼をするのも賢明です。
査定時に、買取業者から今のトレンドを教えてもらうこともできるかもしれませんので、買取業者と密にコミュニケーションを取っておくと良いでしょう。
付属品・アタッチメントも一緒に売る
重機単体で売りに出すよりも、付属品・アタッチメントも合わせて売った方が高く売れます
標準バケットやブレーカー、グラップルなどは機械とセットで需要が高いため、付属品があることで買取業者がより高い値をつけやすくなります。
また、アタッチメントが何も付いていない重機の場合、使い勝手が悪いと買取業者に判断されることもあり、減額される場合があります。
長期間使っていないアタッチメントでも、状態次第では価値がつくことがあるため、査定の際は付属品・アタッチメントとセットで出すことをオススメします。
複数台まとめて売却する
もし不要な重機が複数台ある場合は、一台だけを売るよりも複数台まとめて売った方が高額買取になりやすいです。
というのも、複数台をまとめて売却することで、売主と買主両方にとって取引コストを削減できる場合があります。例えば、車両の運搬費用や手続きの手間が1回で済むため、コストが抑えられることが考えられます。たとえ査定料が無料とは言え、重機買取業者のスタッフを派遣するには人件費がかかりますので、まとめて査定した方が安上がりになるということですね。
なかなか一度に複数台の重機を売るのは難しいかもしれませんが、もし不要な重機が複数ある場合はまとめて出すようにしましょう。それに重機でなくても、溶接機や工具でも一緒に売れる場合があるので、どんなものが売れるかを査定スタッフに尋ねてみると良いでしょう。
海外に販売ルートを持つ買取業者に依頼する
海外に販売ルートを持つ業者は比較的高値で買い取ってくれやすいです。
なぜかと言うと、日本製の重機は海外で需要が高いので、海外への販売ルートを持っていると日本国内で販売するよりも高値で売れるのでおのずと買取価格も高くなるというわけです。
特にアジア諸国では、急激な都市化が進んでおり、建設業やインフラ整備で重機を使う機会が多く、日本の中古重機への需要は高いです。日本製の重機は中古でも十分価値があり、たとえ壊れていても部品に価値が付くことも珍しくありません。
アジア諸国以外にも、アフリカや南米でも高値で売れやすい傾向があります。
海外への販売ルートを持っている業者かどうかは、公式ホームページで確認することができます。気になる業者が見つかれば公式ホームページで確認してみると良いでしょう。
整備記録を用意しておく
日々の整備記録やメンテナンス記録を用意しておくと、高値で買い取ってもらいやすいです。
その理由としては、やはり整備記録がある=信頼されやすいからです。査定をする際に整備記録を確認する買取業者も少なくありません。
過去の整備記録を見れば、その車両が今までにどのような使われ方をされてきたかを推測できるので、査定をする際に重要な判断材料になりうるわけです。
整備記録で重視されやすいのは、
- エンジンオイルの交換
- ギヤオイルの交換
- 冷却水の交換
- ファンベルトの交換
- エアコンフィルタの交換
などがあります。
特に、エンジン回りに関する整備記録はチェックされやすいです。
査定スタッフが来る際は整備記録も用意しておくと良いでしょう。
以上が、重機を高く売るコツになります。
1円でも高い値段で買い取ってもらえるように、実践してみてくださいね。