「外国人業者に重機を売却したいけど、安全に取引できるのか不安…」そんな疑問をお持ちではありませんか?
日本の中古重機は海外で非常に人気があり、高値で買い取ってくれる外国人業者も多く存在します。しかし、一方で支払いトラブルや名義変更の未実施、違法輸出などのリスクもあるため、注意が必要です。
本記事では、「外国人業者に重機買取を依頼するのは本当に危険なのか?」という疑問に答えながら、安全に取引するためのポイントや注意点を詳しく解説します。安心して売却するためのコツを押さえて、トラブルを未然に防ぎましょう。
重機買取を外国人業者に依頼するの危ない?
外国人業者に重機の買取を依頼するのは危ないのではないか、といった疑問を持っている人は多いでしょう。
結論から言えば、別に外国人業者=危ないというわけではありません。
それは単なる偏見になりますし、良心的に営業されている外国人業者の方に失礼になってしまいます。
ではなぜ、外国人業者=危ないといったイメージがあるかと言うと、インターネット上の口コミや評判が影響しているからです。これでなんとなくネガティブなイメージが付いてしまっているのではないでしょうか。
例えば、Yahoo!知恵袋では以下のような質問をする人がいます。
最近、重機買取などで、やたら会社に外国人が来ます。
突然やってきて「シャチョ、イラナイ重機売ッテ欲シイデス」と来ます
今日来た人はスリランカで社長は了承していましたが
なぜ日本の買取業者は電話すらでなくて無視するのに
外国人の人にはそうするのでしょう?
社長は純粋の日本人です。
ちなみに会社の近くにその外国人の事務所?みたいなのがあります
この前その隣をパトカーがとおってましたが、無視でした。
この人たちは何しに来てるのでしょう?
車検証とかそういう書類のこともわかるみたいで(日本語カタコトなのに)
正直怖いんですけど。
だから社長も現金と引き換えに渡しています。差別ではないですが気になります。
あと大体黒いです。
引用:Yahoo!知恵袋
別に危ないというわけではないですが、我々日本人とは文化や環境の違いもあるので、日本の重機買取業者と比較すると何かとトラブルが生じやすいのは間違いないでしょう。
あとは単純に言語が通用しない相手だと取引がスムーズに進みにくいですし、カタコトの日本語をしゃべる相手であれば不安になるのも無理はありません。
そのため、特段こだわりが無いのであれば、わざわざ外国人の重機買取業者を選ぶ必要はないのではないかと思います。
国内の優良な重機買取業者については、以下の記事で詳しくご紹介しております。

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重機買取を外国人業者が行う理由
そもそもなぜ外国人業者が日本国内で重機買取を行うのかといった理由ついて解説します。
いくつか理由がありますので、それぞれ詳しくご紹介します。
国内メーカーの重機は品質が高くて海外で人気であるため
一番の理由は、高品質な日本製重機を安く仕入れることで、需要の高い海外市場で高値で販売できるからです。
実は日本製の重機(例:コマツ、日立、住友など)は、耐久性・性能・メンテナンスのしやすさから、海外市場で非常に人気があります。特にアジア・アフリカ・中東・南米では、日本の中古重機が高く評価されており、大きな需要が存在しております。
たとえ、故障車や不動車であっても部品自体に価値が付くことがあり、買取対象になることも珍しくありません。
日本国内では古くなって価値が付かない重機でも、海外ではまだ十分に使用可能とされ、高値で取引されることも多いです。特に発展途上国では経済的に新車の重機を購入するのが難しいため、外国人のバイヤーは日本の中古重機を海外で再販することで大きな利益を得られるのです。
日本では中古重機が安く手に入るため
日本の企業では、定期的に重機の買い替えが行われるため、中古車市場には多くの重機が出回ります。
また、国内では厳しい規制(排ガス規制や安全基準)があるため、基準を満たさなくなった重機が市場に流れやすく、それを安く仕入れて海外で販売する外国人業者が多いのです。
最近では、オークションに外国人業者が参加することも頻繁にあり、比較的安い価格で重機を仕入れることができる環境も整っています。
法規制のハードルが比較的低いため
日本では、個人でも法人でも比較的簡単に重機を売買できるため、外国人バイヤーが買取業者を立ち上げることが容易です。
適切なビザや法人登記があれば、日本国内で合法的に事業を展開できます。
実際に、重機買取業者の公式ホームページにて責任者の名前を確認すると、外国人の名前が載っていることもよくあります。
日本でイチから重機の買取事業を立ち上げた外国人もいれば、事業継承で日本人オーナーから事業を引き継ぐ外国人もいたりします。
重機買取を外国人業者に依頼するメリット
外国人の重機買取業者に対してネガティブなイメージを抱いている人も一定数存在しますが、実はメリットも存在します。
外国人業者ならではの強みもあるので、紹介します。
海外市場向けの高額買取が期待できる
外国人業者は、日本国内の相場だけでなく、海外市場の需要も考慮して買取価格を決定します。
特に、日本製の重機は海外での人気が高いため、日本の一般的な買取業者よりも高額で買い取ってくれることがあります。
また、外国人業者の方が車両を買い取った後に販売できる海外の独自ルートを持っていることもあり、日本国内では査定しても値段が付かない車両でも買い取ってもらえる可能性があります。
古い年式の重機や故障車の重機も売りやすい
日本国内では排ガス規制や安全基準の影響で使用できなくなった重機でも、規制が緩い国ではまだまだ需要があります。
国内業者が買い取らないような古いモデルでも、外国人業者なら買取対象になることが多いです。
それに、日本で修理不能と判断された重機でも、海外では現地で修理して再販するケースが多いため、動かない重機でも買い取ってもらえる可能性が高いです。
現金化までのスピードが早い
外国人業者の中には、査定後すぐに現金での買取を行うところもあります。特に、早急に資金化したい場合には、スピーディーな取引ができる点がメリットになります。
ただ、これに関しては別に外国人業者の特有のメリットではなく、日本国内の重機買取業者でも現金化までのスピードが早い業者も複数ありますね。
重機買取を外国人業者に依頼するデメリット
外国人業者に重機買取を依頼する場合のデメリットも合わせてご紹介します。
言語の違いから契約内容の認識に誤解が生じやすい
外国人業者との取引では、日本語が十分に通じないことがあり、契約内容の確認が不十分になる可能性があります。
考えてみれば当然のことですが、やはりお互い日本人同士の方が滞りなくコミュニケーションを取ることができますよね。日本人であれば文化や環境の違いは少ないので、相手が日本人であることは大きな安心材料になるでしょう。
日本語がまともに話せない外国人業者や、契約書の内容をきちんとした日本語で表記できない外国人業者の場合は注意が必要になります。
もし口頭での約束だけで取引を進めると、後でトラブルになることがあります。
支払いや書類手続きに関してトラブルのリスクがある
外国人業者の中には、重機の買取だけを行う業者もいます。
ですが、実際の重機買取の流れでは、重機を手放したらそれで終わりというわけにはいきません。
現車の引き取りの後は支払いがあり、名義変更などの書類手続きが必要になります。
1つ目のデメリットと被る点にはなりますが、言語が通じないせいで書類の手続きがままならない可能性も十分にあり得ます。ですので、外国人業者に買取を依頼する際は必ず書類手続きまで責任を持って行ってくれるかを確認するようにしましょう。
違法輸出や不正取引に巻き込まれる可能性がある
日本の法規制を無視して違法に重機を輸出している外国人業者の場合、売り手にも責任が及ぶ可能性があります。
もちろん外国人業者=違法というわけではないので、あくまでリスクの可能性があるというだけですが、海外との取引回数が多くなればその分、法規制に引っかかりやすいと言えるでしょう。
業者側に悪気がなくても、規制に対応できていなければ何らかの問題が生じることになるでしょう。
重機買取を外国人業者に依頼する際の注意点
重機買取を外国人業者に依頼する際の注意点を解説します。
もし外国人業者に依頼することを検討している場合は、トラブルを回避するために入念にチェックしてみてください。
信頼性や口コミを確認する
まずは業者の実績や評判を確認するようにしましょう。
具体的には、インターネットでその外国人業者の口コミや評判をチェックしたり、企業のウェブサイトや事務所が存在するかを確認するようにしてください。Googleで業者名で検索すれば公式ホームページが出てくる場合がほとんどです。
また、重機買取事業に関する登録・許可を取った業者かどうかもチェックしておきましょう。もし中古重機の買取業者として適切な登録がなければ依頼するのは控えた方が良いです。
事業の運営責任者の名前の確認はもちろんのこと、古物商許可申請や電話番号の有無、法人設立日まで見ておくと安心です。
日本の重機買取業者と相見積もりを行う
外国人業者に査定依頼をする際は、合わせて日本国内の複数の業者にも査定を依頼しておきましょう。
一社だけでなく、複数の業者に査定を依頼することで、適切な買取相場を把握することができます。
特に外国人業者の場合、日本国内ではなく、海外市場をもとに査定額を決める場合があります。その際、査定での見積もり金額が妥当かどうか判断が付きにくいことになります。
ちゃんと良心的な価格を提示してくれていれば問題ありませんが、海外市場での相場をもとに買取金額を決められてしまうと損をする場合もあります。
なので、日本国内の重機買取業者との比較は高額買取を実現するためには必要不可欠になります。
契約内容の認識に違いがないかを入念に確認する
外国人業者に重機買取を依頼する場合は、必ず契約内容を入念に確認するようにしてください。そして、契約内容に記載された内容について業者との間で認識にズレが無いことも合わせて確認するようにしましょう。
具体的には、以下のような対策を施すと良いでしょう。
- 必ず代金を受け取ってから車両を引き渡す
- 名義変更の手続きを業者が行うか確認
- 売却後のトラブルを防ぐために「譲渡証明書」を発行する
- 売買契約書の作成を徹底する
- 契約内容をしっかり確認してからサインする
支払いに関しては、万が一支払いされないといったトラブルを避けるためにも、なるべく後払いは避ける方が無難です。もし銀行振込で支払いの場合は、着金を確認してから車両の引き渡しをすることをおすすめします。
厄介なポイントなのが、各種手続きですね。
名義変更が完了するまで、自分の名義のままにしないようにし、名義変更が済んだ証明書を受け取るようにしましょう。
そして、名義変更の際には「譲渡証明書」や「売買契約書」を作成することで、売却の証拠を残すことも忘れずやっておきましょう。
契約書の内容には、日本語で買取価格・支払い方法・名義変更の責任者・引き渡し条件などを明記してもらうようにし、言葉の壁がある場合は、日本語対応可能なスタッフがいるかを確認しましょう。不明点があれば、契約を交わす前に質問するようにしてください。
まとめ
外国人の重機買取業者が全て悪質で危ないわけではありません。
外国人業者でも優良な会社はたくさん存在するはずですし、海外に独自の販売ルートを持っていれば高額買取を実現できる可能性もあります。
しかし、もしこれから初めて重機の売却をする場合、特にこれといった理由が無いのであれば、わざわざ外国人の重機買取業者に依頼する必要はないでしょう。
知り合いの紹介で信頼できる外国人業者や、インターネット上での口コミ評価が高くて信頼できる場合は依頼しても良いですが、なんとなくの理由で外国人業者に依頼するメリットは特にないかと思います。
日本国内には優良な重機買取業者が多く存在していますので、お近くで買取業者をお探しの場合は以下の記事におすすめの業者をまとめていますのでチェックしてみてください。
全国エリアで対応してあり、高額買取を狙いやすい優良な業者を一覧でまとめております。
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